2008年06月21日

2.6. Everything else

2.6 そのほかの新機能
最後の節ではSpring 2.0/2.5のその他の新機能や改善点の概要を挙げてあります。

2.6.1 動的言語のサポート
Spring 2.0からはJava以外の言語(現在はJRuby、GroovyそしてBeanShellをサポートしています)で書かれたBeanを使用することができます。動的言語のサポートは第24章 「動的言語のサポート」に述べられています。
Spring 2.5では最新リリースのJRuby 1.0への対応と自動ワイヤリングのサポートが追加されています。

2.6.2 テスト環境の強化
バージョン2.5からSpring TestContextフレームワークが導入されました。このフレームワークは使用するテスティングフレームワークに関係なく、アノテーション駆動の単体・結合テスト環境を提供します。つまり、たとえばJUnit 3.8で使用したテクニックとアノテーションによる設定が、JUnit 4.4やTestNGなどを使用したテストにも適用できるということです。
Spring TestContextフレームワークは、汎用的で拡張性のあるテスト環境を提供するだけでなく、設定不要で使用できるSpring特有の結合テスト機能(「コンテキスト管理とキャッシュ、テスト手順のDI」およびデフォルトのロールバック動作による「トランザクションを使用するテストの管理」といったもの)を提供します。
単体・結合テストの補助機能に関する情報は改訂されたテストに関する章中の8.3.7項 「Spring TestContextフレームワーク」を参照してください。

2.6.3 JMXサポート
Spring 2.0ではJMXの通知(Notification)をサポートします。MBeanをMBeanServeに登録する際の動作を宣言的なコントロールを行うことも可能です。

  • 20.7節 「通知」
  • 20.2.5項 「登録時の動作をコントロールする」

さらにSpring 2.5からは設定用の context:mbean-export 要素がBeanクラスを簡易に登録するために追加されており、Beanに記述された@ManagedResourcesアノテーションを読み取ることができます。

2.6.4 JCAアダプタとしてSpringアプリケーションコンテキストをデプロイする
Spring 2.5ではSpringアプリケーションコンテキストをJCAのRARファイルにまとめられたリソースアダプタとしてデプロイすることができます。これによってJ2EEサーバのすべての基幹部分にアクセスする(たとえばスケジュールされたタスクを実行したり、メッセージ受信を監視したりするなどを行う)ヘッドレスなアプリケーションモジュールとしてJ2EEサーバにデプロイすることができます。

2.6.5 タスクのスケジュール
Spring 2.0はタスクのスケジューリングに関する抽象化機能を持っています。関心のある方は23.4節 「TaskExecutorの抽象化」を参照してください。
TaskExecutorによる抽象化は、たとえば非同期JMSのサポートなどフレームワーク自身においても使用されています。またSpring 2.5ではJCA環境のサポートにおいても使用されます。

2.6.7 Java 5(Tiger)のサポート
以下のリンク先にSpring 2.0および2.5におけるJava 5のサポートについての文書があります。

  • 3.11節 「アノテーションによる設定」
  • 25.3.1項 「@Required」
  • 9.5.6項 「@Transactionalの使用」
  • 11.2.3項 「SimpleJdbcTemplate」
  • 12.6節 「JPA」
  • 6.2節 「@AspectJのサポート」
  • 6.8.2項 「Springと同時にAspectJをドメインオブジェクトのDIに使用する」


原文:http://static.springframework.org/spring/docs/2.5.x/reference/new-in-2.html#new-in-2-other

2.5. The Web Tier

2.5 Web層
Web層の機能はSpring 2.0で大幅に改善・拡張されました。また2.5からはアノテーションに基づくコントローラも導入されています。

2.5.1 Spring MVCにおける実用的な省略
多くのプロジェクトにとって、規約を厳守することと合理的な省略は真に必要なこととなっています。Spring MVCではこの「設定に勝る規約(Convention-over-configuration」というテーマをしっかりとサポートしています。つまり命名規約をコントローラとビューに対して確立することによって、ハンドラマッピングやビューの解決、ModelAndViewインスタンスなどの設定に必要なXMLの記述量をかなり圧縮することができるのです。このことはすばやいプロトタイプ作成が可能になるという点において、またコードベースに好ましい一貫性を持たせるという点において大きな恩恵をもたらします。Spring MVCのconvention-over-configurationについては13.10節 「Convention over Configuration」にて述べられています。

2.5.2 ポートレットフレームワーク
Spring 2.0はSpring MVCと概念上は良く似たポートレットフレームワークを備えています。ポートレットフレームワークが受け持つ分野に関しては第16章 「ポートレットMVCフレームワーク」で述べられています。

2.5.3 アノテーションに基づくコントローラ
Spring 2.5は(@RequestMappingや@RequestParam、@ModelAttributeなどのアノテーションを使用した)アノテーションベースの設定をMVCコントローラに導入しました。アノテーションのサポートはサーブレットMVCでもポートレットMVCでも使用することができます。この形式を使用する場合にはコントローラに特定のクラスあるいはインタフェースを継承・実装させる必要はありません。またサーブレットやポートレットのAPIに対して直接の依存関係を持っていません(必要であれば直接アクセスすることもできます)。より詳しい情報は13.11節 「アノテーションによるコントローラの設定」に記しています。

2.5.4 Spring MVC用Formタグライブラリ
充実したJSPタグライブラリはJIRAで圧倒的に多くのユーザからの票を得た課題でした。Spring 2.0では多機能なJSPタグライブラリを備え、Spring MVCを使用したJSPの作成をより簡単なものにします。このSpringチームはこのタグライブラリが、JIRAで投票したすべての人を満足させるものであると確信しています。14.2.4節 「タグライブラリからのスプリングの使用」にこのライブラリについての情報があります。また付録E 「spring-form.tld」にタグのクイックリファレンスがあります。

2.5.5 Tiles 2のサポート
バージョン2.5からTiles 2(テンプレートフレームワークTilesの次世代バージョンです)をサポートしています。これは以前のバージョンでのStruts 1.xに含まれていたTiles 1のサポート機能に取って代わるものです。14.3節 「Tiles」を参照してください。

2.5.6 JSF 1.2のサポート
Spring 2.5ではJSFをサポートしています。これはSpringBeanFacesELResolverのフォームにおけるDelegatingVariableResolverのJSF 1.2バリアントとして提供されています。

2.5.7 JAX-WS
Java 6およびJava EE 5に含まれているJAX-WS 2.0/2.1もSpring 2.5ではサポートしています。JAX-WSはJAX-RPCの後継で、WSDL/SOAPによるウェブサービスへのアクセスと、ウェブサービスのJAX-WSスタイルで公開することができるようになります。

原文:http://static.springframework.org/spring/docs/2.5.x/reference/new-in-2.html#new-in-2-web

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